リロ・リダック:Microsoft Azure Virtual Desktop (AVD) 導入事例

カテゴリー

 

・業種: 商業不動産業

・拠点: 米国

 

導入ソリューション

 

Microsoft Azure Virtual Desktop (AVD)

 

背景

 

全米13拠点でリロケーション・総合不動産サービスを提供しているリロ・リダック。西海岸にホスティングされているデータセンターの閉鎖に伴い、リモートデスクトップサービス(RDS)と東海岸のDisaster Recovery(DR)環境を移行する必要があった。​約10年にわたり、ITインフラのサポートをしているSYSCOMへ相談があり、いくつかのオプションを検討した結果、Microsoft Azure Virtual Desktop (AVD) 導入が決定した。

 

導入経緯

 

Virtual Desktop Infrastructure (VDI)の導入を検討をしたが、オンプレミスにHardwareを導入して利用するVDIはコストパフォーマンスが低いと分かった。​

他のDesktop as a Service (DaaS)サービスを比較した結果、Microsoft AVDはWindows 10環境を使う上で様々な利点があり、Redacにとっては最適な仮想デスクトップ環境であると判断した。

【AVDの利点】​

・既存の Microsoft 365 ライセンスが活用できる。​

・ユーザーがリモートで作業する場合の企業データに対する情報漏洩対策・セキュリティ強化ができる。​

・スケーラビリティに優れており、利用者の増大、企業の成長に合わせて新環境規模を最適化できる。​

 

導入成果

 

1.Microsoft Remote Desktop (RDS)環境からしいAzureサブスクリプション型仮想デスクトップ環境へと最新化された。

2.リモートで作業する際のクライアントVPNを廃止し接続の容易性を高め、多要素認証の導入でセキュリティの強化に成功した。

3.在宅勤務やテレワークでも場所を選ばず同一のデスクトップ環境へ接続できるようになった。

4.Windows 10 Enterprise マルチセッション接続利用が可能になり、Windows Server をOSとして使用しなくても良いためアプリケーションの互換性が向上した。

5.慣れ親しんだWindows 10環境やMicrosoft 365環境がそのまま活用できるため、ユーザ目線でもスムーズに移行を行うことができた。

6.導入時に徹底した作りこみを行い、カットオーバー後は安定した環境で利用できている。

7.システム管理面でも、Azure Files等のPaaSを利用しAVDのサービスと合わせて利用し管理するサーバー数を削減できた。

クライアント情報

 

Relo Redac, Inc.

所在地:
1010 Avenue of the Americas, 4th Floor, New York, NY 10018 USA

https://reloredac.com

リダックは企業・人・資産のリロケーションのサポートを目指し、1986年にニューヨークで設立されました。2005年にリログループ(東証一部上場)のグループ会社となり、以来、米国に進出される日本企業、駐在員、投資家の皆様のニーズにお応えするため、住宅の斡旋、オフィス設営や不動産投資、コンサルティング等の総合不動産サービスを全米で提供しています。