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業種: 金融業・銀行(Fortune Global 500, Best 20 Global Bank)
拠点: アメリカ・ニューヨーク
背景
SYSCOMは2002年から約20年にわたり同行にサービスを提供しており、同行の米国での事業の成長と長年のパートナーシップをもとに、今日ではITメインベンダーとしてサポートしている。現在では、仮想化、ネットワーク、セキュリティアップグレード、VoIP PBXまで同行のメインパートナーとして様々なソリューションを提供している。
SYSCOMはクライアントの新しい要件に最適なソリューションを価格帯、可用性のある商品の中から選択し、提案。長年の信頼関係があるからこそ、クライアントのニーズをくみ取り、できるだけシンプルで時間のかからないソリューションを提案し、導入に至った。
導入サービス
導入経緯・導入前の課題
金融機関、金融業へのサイバー攻撃が拡大するにつれ、米国の各銀行はOCC(Office of the Comptroller of the Currency)「米国通貨監督局」からの新たなコンプライアンス要件を満たす依頼を受けていた。同行の場合、情報漏洩を防ぐソリューション DLP(Data Loss Prevention)の導入が必要であり、DLPはクラウドではなくオンプレミスでの構築が必要であった。
導入成果
SYSCOMは電子メール暗号化のゲートウェイである仮想アプライアンスの構築をサポートした。その結果、銀行の機密情報を含む重要なメールは、オフィスから送付される前に全て暗号化されると同時に、従業員がメールをダウンロードし暗号を解く際には、同プラットフォームから実施するような制限を実装した。
加えて、同行のインターネットトラフィックを監視するために、SYSCOMはファイアウォールにDLPを導入した。全てのアウトバウンドのトラフィックを監視し、SSまたはクレジットカード番号のルールと一致するものがある場合、ファイアウォールはトラフィックをブロックするか、ログを保持して管理者に警告する設定を実装した。
また、今回のDLPの商品選定、導入サポートについて同行から高い評価を受け、その他のサイバーセキュリティソリューション/プロジェクトの依頼を受け、セキュリティ分野も含むメインITパートナーとしてサポートを継続している。